側弯症は月1回この4つを記録してください|伊丹市の整体院が解説

伊丹市や尼崎市、宝塚市、川西市など周辺地域で、側弯症の子どもを持つ親御さんから、

「次の診察まで、家では何を見ればいいですか?」

と聞かれることがあります。

毎日背中を細かく確認する必要はありません。

むしろ、毎日見ていると少しずつ起こる変化に気づきにくくなったり、本人が身体を見られることに負担を感じたりする場合があります。

そこで一つの目安として、月に1回、次の4つを記録してみてください。

1. 身長
2. 後ろ姿の写真
3. 前屈した時の背中
4. 痛みや違和感の有無

月1回は医療上決められた頻度ではなく、自宅で無理なく続けるための目安です。主治医から別の確認方法や受診時期を指示されている場合は、そちらを優先してください。

 1. 身長を記録する

成長期の側弯症では、現在のCobb角だけでなく、どれくらい成長が残っているかが経過を考えるうえで重要です。

特に身長が大きく伸びる時期は、身体の変化も速くなることがあります。

自宅で身長を測る時は、

– 同じ壁や測定器を使う
– 裸足で測る
– 髪飾りや厚い髪型を避ける
– できれば同じ時間帯に測る
– 測定日も一緒に残す

ようにすると比較しやすくなります。

一度の数値にこだわるより、数か月の流れを見ます。

「半年で何cm伸びたか」

「前回のレントゲン撮影時からどれくらい伸びたか」

を診察時に伝えられるようにしておくと、経過を整理しやすくなります。

2. 後ろ姿の写真を残す

後ろ姿では、肩、肩甲骨、ウエストライン、骨盤周辺、服の傾きなどを確認します。

大切なのは、毎回できるだけ同じ条件で撮ることです。

– 同じ場所
– 同じ明るさ
– 同じカメラとの距離
– 同じくらいの高さ
– 同じような服装
– 力を抜いた自然な立ち方

をそろえます。

「気をつけ」をさせたり、肩の高さを無理にそろえたりしないでください。姿勢を作ると、普段の状態が分かりにくくなります。

身体のラインが分かる薄手のTシャツなどで十分です。肌を出す必要はありません。

また、写真を撮る前に本人の了承を取り、家族以外へ共有されない場所に保存してください。

3. 前屈した時の背中を記録する

側弯症では、背骨の横方向のカーブだけでなく、ねじれを伴うことがあります。

そのため、前かがみになった時に、背中や腰の片側が盛り上がって見える場合があります。

撮影する時は、

1. 両足を無理のない幅でそろえる
2. 膝をできる範囲で伸ばす
3. 腕と首の力を抜く
4. ゆっくり前へ倒れる
5. 後ろから背中全体が入るように撮る

という流れで行います。

痛みやめまいがある場合は中止してください。床へ手をつける必要もありません。

前屈で左右差が見えても、それだけで側弯症の進行は判断できません。反対に、写真上の変化が目立たなくても、Cobb角が変化している可能性を完全には否定できません。

前屈写真は診断ではなく、以前と比べて背中の見え方が変わっていないかを確認するための記録です。

4. 痛みや違和感の有無を残す

側弯症は、痛みがないまま進行することがあります。

そのため、痛みがないから経過観察が不要という意味ではありません。

一方、痛みがある場合は、次のように記録しておくと診察で伝えやすくなります。

– どこが痛むか
– いつから始まったか
– どの動作で出るか
– どのくらい続くか
– 学校や部活に影響しているか
– しびれや力の入りにくさがないか

「今月は痛みなし」と一言残すだけでも構いません。

疲れやすさ、息苦しさ、装具の当たり、歩きにくさなど、本人が気になっていることも一緒に書いておきます。

写真を比べる時に見たい場所

写真を並べたら、次の部分を見ます。

– 肩の高さ
– 肩甲骨の出方
– ウエストのくびれ
– 体幹全体の傾き
– 前屈時の背中や腰の盛り上がり
– 服の襟や裾の傾き

数mmの違いを探したり、角度を自分で測ったりする必要はありません。

写真はカメラの位置、光、立ち方だけでも見え方が変わります。

「以前より明らかに左右差が強く見える」

「何か月か続けて同じ方向へ変化している」

という時に、診察で見せる材料として使います。

写真だけでCobb角は分かりません

家庭で撮った写真から、正確なCobb角を判断することはできません。

側弯症の診断や角度の評価には、一般に立った状態で脊柱全体のレントゲンを撮影し、医療機関でCobb角を測定します。

スマートフォンの姿勢アプリや、写真へ線を引く方法もありますが、それをレントゲンのCobb角と同じものとして扱わないでください。

また、自宅で変化が気になるからといって、自己判断で頻繁にレントゲンを撮るものでもありません。撮影の必要性と時期は、成長、角度、治療内容などを踏まえて主治医が判断します。

記録を診察へ持っていく

毎月の記録は、スマートフォンの専用アルバムや、一冊のノートにまとめます。

おすすめは、次の情報を同じ日付で残すことです。

– 撮影日
– 身長
– 後ろ姿と前屈写真
– 痛みや違和感
– 前回の診察日とCobb角
– 次回の受診予定

診察では、すべての写真を細かく見せる必要はありません。

最初の月と直近の月、変化が気になった月を選んで見せると伝わりやすくなります。

予定を待たずに相談したい変化

次のような場合は、月1回の確認や次回予約まで待たず、医療機関へ相談してください。

– 短期間で体幹の傾きや背中の盛り上がりが強くなった
– 強い痛みや夜間も続く痛みがある
– 手足のしびれや力の入りにくさがある
– 歩き方が急に変わった
– 排尿や排便の異常がある
– 強い息苦しさや胸痛がある
– 発熱や原因不明の体重減少を伴う

急な麻痺、排尿・排便障害、強い呼吸困難などは、早急な医療対応が必要になる場合があります。

記録は本人を監視するためではありません

側弯症の子どもにとって、自分の背中を定期的に撮影されることが負担になる場合があります。

「曲がってきた」

「前より悪く見える」

と写真のたびに言われると、身体を見ること自体が嫌になるかもしれません。

記録の目的は、見た目を評価することではなく、必要な変化へ早く気づき、医師へ正確に伝えることです。

撮影は短時間で終え、毎日見比べない。本人が嫌がる場合は、撮影方法や頻度について主治医へ相談する。そのくらいの距離感で十分です。

伊丹市や周辺地域で側弯症の経過が気になる方へ

兵庫県伊丹市のいたみいろどり整体院では、伊丹市をはじめ、尼崎市、宝塚市、川西市、西宮市など周辺地域から、側弯症で経過観察中の子どもや大人の方にご相談いただいています。

当院では、背骨だけでなく、呼吸、胸郭、骨盤、股関節、足元、立ち方、歩き方なども確認します。

ただし、整体院で側弯症の診断、Cobb角の測定、進行の判定はできません。整形外科での診察やレントゲンの代わりにもなりません。

病院で経過を確認しながら、自宅では無理のない範囲で変化を記録する。この役割分担が大切です。

当院の側弯症に対する考え方は、
[側弯症施術ページ](https://itami-irodori-seitai.com/scoliosis_method/)でもご案内しています。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。経過観察の間隔、検査、装具、運動については主治医の指示を優先してください。

### 参考資料

– [日本整形外科学会「側弯症」](https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/scoliosis.html)
– [日本整形外科学会「保護者・養護教諭・学校医向けFAQ」](https://www.joa.or.jp/media/motion/x-ray.html)
– [Scoliosis Research Society「Diagnosing Scoliosis」](https://www.srs.org/Patients/Diagnosis-And-Treatment/Diagnosing-Scoliosis)
– [SOSORT 2012 consensus paper](https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4002921/)

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