「子どもの靴は、柔らかい方が足に優しいですよね?」
伊丹市で側弯症のお子さんを見ていると、靴について相談されることがあります。手に取った時にふわっとしていて、軽くて、よく曲がる。そんな靴は、確かに履きやすそうに感じますよね。
でも、僕は柔らかさだけでは選びません。
足に当たる部分の優しさと、歩く時に足が靴の中でずれにくいこと。その両方を確認したいからです。
今回は、主に小学生から高校生くらいのお子さんの普段履きを選ぶ時に、見てほしい3つのポイントをお伝えします。
目次
靴選びは、側弯症を治すためではありません
最初に、ここは分けておきたいと思います。
足に合う靴を選ぶことと、側弯症のカーブを治療することは別です。
側弯症だから、全員に特別な靴が必要というわけではありません。靴を変えれば背骨が真っすぐになる、進行を防げるといったことを、このチェックで約束できるものでもありません。
今回見るのは、通学や普段の生活で、足が痛くないか、靴が脱げそうにならないか、無理なく歩けるかということです。これは側弯症の有無にかかわらず、成長期の子どもに大切な視点です。
① 足が安定しやすいか。まずは踵まわりを見る
靴を選ぶ時は、踵を包む部分を見てみてください。すでに潰れている、履くと踵が左右に大きくずれる、といったことはないでしょうか。
この部分に適度な支えがあると、靴の中に踵を収めやすくなります。ただし、硬ければ硬いほど良いという話ではありません。
足指の付け根では自然に曲がり、踵まわりは足を包む。「どこが柔らかく、どこが支えてくれるか」を見ることが大切です。日本フットケア・足病医学会も、子ども靴には支持性・固定性・屈曲性が必要と説明しています。[参考:日本フットケア・足病医学会「子ども靴の選び方」](https://jfcpm.org/column/no13/index.html)
靴を手で触った印象だけでは決めず、最後は本人に履いて歩いてもらいましょう。しっかりした作りでも、当たって痛い靴を我慢させる必要はありません。
② サイズが合っているか。長さだけで決めない
「すぐに大きくなるから、少し先まで履けるものを買いたい」
親御さんの気持ちとして、とても自然だと思います。ただ、大きすぎる靴は、歩くたびに中で足がずれやすくなります。反対に、つま先や横幅が窮屈な靴も避けたいところです。
見るのは、靴に書かれた「何センチ」だけではありません。
– 一番長い足指の前に、適度な余裕があるか。
– 小指や親指の横が押されていないか。
– 甲がきつすぎたり、逆に余りすぎたりしていないか。
– つま先の上側が当たらず、足指を無理なく動かせるか。
左右の足で大きさが違うこともあるので、両足を測り、両方履いて確認してください。普段使う靴下を持っていくと、実際の使い方に近い条件で試せます。[参考:Evelina London「Your child’s footwear」](https://www.evelinalondon.nhs.uk/resources/patient-information/Your-childs-footwear.pdf)
同じサイズ表記でも、靴の形によって履き心地は変わります。幅がきついからといって、長さだけを大きくする前に、別の形も試してみてください。
③ 歩いた時に、踵が抜けないか
座って履いただけでは、分からないこともあります。
紐やベルトを調整したら、店内の安全な場所を少し歩いてもらってください。歩くたびに踵が靴から大きく浮いたり、脱げそうになったりしていないかを見ます。
ここで確認するのは、歩く時に靴ごと踵が床から離れる動きではありません。**足の踵と、靴の中の踵部分が大きくずれていないか**です。
踵が抜ける時は、まず紐やベルトを緩めて足を入れ直し、踵を後ろに収めてから、痛くない強さで留め直します。それでも抜けるなら、長さや幅、履き口の形が合っていない可能性があります。
指先が痛くなるほど締めて、無理に合わせようとしないでください。靴底が足の動きに合わせて曲がるかも、確認したいところです。[参考:こども医療ネットワーク「こどもの靴の選び方」](https://kodomoiryo.jp/kyuukyuubaco/kyuukyuubaco-180/)
「ちゃんと歩いて」より、履いた感想を聞いてみる
靴の確認で大切なのは、見た目を左右対称にそろえることではありません。
「どこか当たる?」「歩くと脱げそう?」「右と左で履き心地は違う?」と、本人の感覚も聞いてみてください。歩き方に少し違いがあるだけで、靴が悪い、側弯症が進んだと決めつける必要はありません。
買った後も、足の成長や靴の傷みに合わせて見直しましょう。特に、痛みを繰り返す、片足をかばって歩く、しびれるといった場合は、靴だけの問題と考えず整形外科へ相談してください。
経過観察と、日常の靴選びは並行して
側弯症の角度や進行は、靴の減り方や歩き姿だけでは判断できません。整形外科では、診察や必要なレントゲン検査、成長の状況などを踏まえて方針を決めます。[参考:AAOS「Idiopathic Scoliosis in Children and Adolescents」](https://www.orthoinfo.org/diseases–conditions/idiopathic-scoliosis-in-children-and-adolescents/)
経過観察中や装具療法中のお子さんも、靴を見直したから通院をやめてよいわけではありません。
兵庫県伊丹市のいたみいろどり整体院では、主治医の方針を前提に、足元や歩き方、日常の身体の使い方も確認しています。進行の診断や装具の判断を整体院で行うものではありません。
靴選びで迷ったら、まずは**足が安定しやすいか、サイズが合っているか、踵が抜けないか**。この3つを、本人と一緒に確認してみてください。
値段や柔らかさだけではなく、今の足に合っていて、無理なく歩ける一足かどうか。僕は、そこを大切にしたいと思っています。
当院の考え方は、[いたみいろどり整体院の側弯症ページ] (https://itami-irodori-seitai.com/scoliosis_method/)でもご案内しています。
公式LINE登録特典
側弯症の検査や経過観察について知っておきたい方へ、次の3つをご用意しています。
1. 側弯症セルフチェック動画
2. 経過観察になった時に知っておきたいこと3選
3. 側弯症7日間講座
受け取りは、[いたみいろどり整体院の公式LINE] (https://lin.ee/8sIgL2j)に登録後、
《側弯症限定特典》
とメッセージをお送りください。
※本記事は一般的な靴選びの目安です。足の病気がある場合や、医療用の靴・中敷きなどを処方されている場合は、医師や義肢装具士の指示を優先してください。
当院で改善した方の喜びの声





