「側弯症と診断されたら、部活はやめた方がいいですか?」
兵庫県伊丹市で側弯症のお子さんを見ていると、親御さんからよく聞かれる質問です。
診断を受けた直後は、走る、跳ぶ、投げる、身体をひねるといった動きが、背骨に悪いのではないかと心配になると思います。
ただ、側弯症だからという理由だけで、好きなスポーツを一律にやめる必要があるとは限りません。
大切なのは診断名だけで決めることではなく、
– 痛みやしびれはあるか
– どの動きで負担が出るか
– カーブや成長の状態はどうか
– 医師から活動制限を受けているか
– 練習後に身体が回復しているか
を確認することです。
目次
側弯症でも多くの運動に参加できます
Scoliosis Research SocietyやNHSでは、痛みや医師からの個別の制限がなければ、側弯症の子どもは一般に多くの運動やスポーツへ参加できると案内しています。
身体を動かすことは、筋力や体力だけでなく、友達との関係、自信、気分転換にもつながります。
そのため、側弯症と分かった瞬間に、体育や部活動をすべて禁止するという考え方はおすすめできません。
一方で、「側弯症でも運動できる」という情報だけを見て、痛みを我慢させるのも違います。
続けられるかどうかは、スポーツ名より、その子の状態で考える必要があります。
まず整形外科で確認しておきたいこと
側弯症の進行や運動制限を、見た目や痛みだけで判断することはできません。
特に成長期のお子さんは、整形外科で次の内容を確認しておきましょう。
– 現在のCobb角
– カーブの場所や形
– 前回の検査から変化しているか
– 身長や骨の成長がどの程度残っているか
– 装具療法が必要か
– 競技や体育について個別の制限があるか
経過観察中の場合も、定期検査を中断せず、医師の指示に沿って経過を確認することが大切です。
練習前に確認したい3つのこと
1.すでに痛みがないか
練習を始める前から背中や腰が痛い場合は、いつも通りの練習を始める前に状態を確認します。
2.前日の疲労が残っていないか
睡眠を取っても強い疲労や片側の張りが残っている場合は、練習量を調整した方がよいことがあります。
3.呼吸や動きに違和感がないか
深呼吸しづらい、片脚へ体重を乗せにくい、身体をひねると痛いなど、普段と違う感覚がないかを確認します。
毎回細かく採点する必要はありません。「今日はいつもと違う」と気づける程度で十分です。
練習中は「フォームの崩れ」を見ます
側弯症では、背骨だけでなく、胸郭、骨盤、股関節、足元にも左右差が見られることがあります。
疲労が強くなると、
– 片方の肩だけ上がる
– 身体が毎回同じ側へ流れる
– 膝が片側だけ内側へ入る
– 腰を強く反らせて動く
– 呼吸を止めて力を出す
といった動きが目立つことがあります。
左右差があること自体を責める必要はありません。完全な左右対称を目指すのではなく、痛みなくコントロールできているかを見ることが大切です。
練習後の60秒で確認したいこと
練習が終わったら、次の3点を簡単に確認してください。
1.痛みが出ていないか
毎回同じ場所が痛む、練習を重ねるほど痛みが強くなる場合は、我慢して続けないことが大切です。
2.片側だけ強く張っていないか
野球やテニスなど、同じ方向への動きが多い競技では、片側に疲労が集中することがあります。
3.立ち方や歩き方が変わっていないか
練習前より身体が大きく傾く、片脚へ体重をかけられない、歩き方が不自然になっている場合は、負荷が大きすぎた可能性があります。
症状が翌日まで続く場合は、練習量や身体の使い方、休養について見直しましょう。
スポーツ別に禁止を決める必要はありません
「野球はひねるからダメ」「バレーボールは跳ぶからダメ」「ダンスは反るからダメ」と、動作だけで一律に判断することはできません。
同じ競技でも、練習内容、ポジション、頻度、フォーム、本人の身体の状態は違います。
見るべきなのは、
– どの動きで症状が出るか
– 練習量が急に増えていないか
– 休養日があるか
– 食事と睡眠が足りているか
– 痛みや疲労が回復しているか
です。
続けるか、完全にやめるかの二択ではありません。練習時間を短くする、痛みが出る動作だけ調整する、基礎練習へ切り替えるなど、中間の選択肢もあります。
筋トレやストレッチは自己判断で左右を決めない
身体に左右差があると、「弱そうな側だけ鍛える」「硬い側だけ強く伸ばす」という方法を選びたくなるかもしれません。
しかし、側弯症は背骨が横に曲がるだけでなく、回旋を伴う三次元的な変化です。見た目だけで必要な運動方向を判断することは難しいです。
カーブの形、胸郭の動き、呼吸、股関節、足元、競技動作まで確認したうえで、運動内容を考える必要があります。
運動を中止して受診したい症状
次のような変化がある場合は、無理に運動を続けず、整形外科などの医療機関へ相談してください。
– 強い痛みや繰り返す痛み
– 腕や脚のしびれ
– 力が入りにくい
– 歩きにくい、ふらつく
– 息苦しさがある
– 転倒や接触の後から症状が続く
– 排尿や排便の感覚に異常がある
これらを「側弯症だから仕方ない」と自己判断しないことが大切です。
装具使用中や手術後は主治医の指示を優先してください
装具を着けている場合、体育や部活動の時に外してよいか、装着時間をどう調整するかは治療方針によって異なります。
手術後の競技復帰時期も、手術内容や回復状態、競技の種類によって変わります。
一般的な記事や他の方の体験談だけで決めず、主治医に確認してください。
伊丹市のいたみいろどり整体院が大切にしていること
伊丹市のいたみいろどり整体院では、側弯症のお子さんを見る時、背骨だけでなく、胸郭、呼吸、骨盤、股関節、足元、実際の競技動作まで確認しています。
当院が大切にしているのは、側弯症だからやりたいことを諦めさせることではありません。
必要な医療管理を受けながら、
– どの動きで負担が出るのか
– どこが動きにくいのか
– どこへ疲労が集中するのか
– どうすれば無理なく競技を続けられるのか
を一緒に整理することです。
整体で側弯症の進行を診断したり、運動だけでカーブを改善できるとお伝えしたりすることはできません。レントゲンや装具、手術の判断は整形外科の役割です。
伊丹市、宝塚市、川西市、尼崎市、西宮市周辺で、側弯症の経過観察中に部活動やスポーツの続け方でお悩みの方は、ご相談ください。
まとめ
側弯症の子どもでも、痛みや医師からの制限がなければ、多くのスポーツを続けられます。
大切なのは、診断名だけでやめることでも、症状を我慢して続けることでもありません。
医療機関で状態を確認し、練習前後の身体を見ながら、必要に応じて練習量や動き方を調整することです。
何をするかより、その身体でどう続けるか。
やりたいスポーツを続けるために、自分の身体を知り、コントロールする力を身につけていきましょう。
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側弯症について詳しくは
[いたみいろどり整体院の側弯症ページ](https://itami-irodori-seitai.com/scoliosis_method/)もご覧ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の運動制限、装具使用中や手術後の活動については、主治医の指示を優先してください。
### 参考情報
– [Scoliosis Research Society「Living with Scoliosis」](https://www.srs.org/Patients/Diagnosis-And-Treatment/Living-with-Scoliosis)
– [NHS「Scoliosis – Treatment in children」](https://www.nhs.uk/conditions/scoliosis/treatment-in-children/)
– [Scoliosis Research Society「Adolescent Idiopathic Scoliosis: A Handbook for Patients」](https://www.srs.org/Files/Patient-Brochures/Patient.Adolescent_Idiopathic_Scoliosis_Handbook_for_Patients.pdf)
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