側弯症の子どもは座った時に足が床についていますか?|伊丹市の整体院が解説

側弯症のお子さんの座り方を見る時、背中ばかり見ていませんか。

もちろん、背中の傾きや肩の高さも大切です。

ただ、その前に確認してほしい場所があります。

それが足元です。

椅子に座った時、両足の裏が自然に床についているでしょうか。

足が床につかず浮いていると、身体は安定する場所を探します。

その結果、お尻を前へずらす、片側のお尻へ体重をかける、脚を椅子に絡める、机にもたれるといった座り方になりやすいことがあります。

「姿勢を良くしなさい」と注意する前に、その子が座りやすい環境になっているかを見てください。

足元が安定すると座りやすくなる

座っている身体は、お尻だけで支えているわけではありません。

両足が床や足台に支えられることで、骨盤や体幹を安定させやすくなります。

反対に、足が浮いた状態では、太ももの裏や膝の後ろに椅子の縁が当たりやすくなり、背もたれまで深く座りにくくなることがあります。

すると、

– お尻を前に滑らせる
– 片足を椅子の脚へ絡める
– 片膝を立てる
– 片側へ寄りかかる
– 机に身体を預ける

といった姿勢で安定させようとします。

これは、本人のやる気や意識だけの問題ではありません。

身体に合わない椅子で長く座れば、大人でも同じ姿勢を保つのは難しくなります。

側弯症の子どもは座位の左右差も確認する

側弯症では、背骨や胸郭、骨盤に左右差がみられることがあります。

座った時の圧のかかり方や筋肉の働きに左右差がみられた研究もあります。

だからといって、座り方が側弯症の原因だと断定することはできません。

また、椅子を変えればCobb角が改善するということでもありません。

ただ、足が浮いた状態で毎日長く座り、いつも同じ側へ寄りかかっているなら、身体への余計な負担を減らすために環境を見直す価値はあります。

側弯症の進行は、整形外科でレントゲンを撮り、Cobb角を確認して判断します。

椅子の調整は、経過観察や治療の代わりではなく、日常を少し楽にするための環境づくりです。

家で確認したい5つのポイント

難しい測定は必要ありません。

普段通りに座ってもらい、次の5点を見てください。

1. 両足の裏が支えられているか

かかとだけ、つま先だけではなく、足裏全体を床または足台に置けるかを確認します。

足を置くために身体を前へずらしてしまう場合は、椅子の奥行きが深すぎる可能性もあります。

2. 膝の後ろが椅子の縁に強く当たっていないか

深く座った時、椅子の前端が膝の後ろへ食い込んでいないかを見ます。

少し余裕があり、脚を動かせる状態が理想です。

3. 左右のお尻へ体重が乗っているか

どちらか一方のお尻へ大きく寄っていないかを見ます。

ただし、無理に左右均等へ固定する必要はありません。

時々座り直したり、姿勢を変えたりできる余裕も大切です。

4. 肩がすくんでいないか

机が高すぎると、書く時に肩が上がりやすくなります。

首や肩へ力が入り、片肘をつく姿勢にもなりやすくなります。

5. 身体を丸めすぎていないか

机が低すぎる、教材が遠い、文字が見えにくい場合は、身体を大きく丸めて顔を近づけることがあります。

視力や照明、教材を置く位置も一緒に確認してください。

足が届かない時は足台を使う

椅子を低くすると机が高くなりすぎる場合は、椅子の高さを机に合わせ、足元へ足台を置く方法があります。

足台を選ぶ時は、

– 両足を置ける広さがある
– 乗せても動かない
– 滑りにくい
– 高すぎず、膝が窮屈にならない
– 角が鋭くない

ことを確認してください。

本や雑誌を何冊も積むと崩れたり滑ったりするため、日常的な足台には向きません。

専用品でなくても構いませんが、安定性を最優先にしてください。

机の高さも一緒に確認する

椅子だけを合わせても、机が高すぎたり低すぎたりすると座りにくさは残ります。

勉強する姿勢で、

– 肩が自然に下がっている
– 肘が身体から大きく離れていない
– 前腕を机へ無理なく置ける
– 太ももと机の間に余裕がある
– 机の下で脚を動かせる

かを見てください。

大切なのは、見た目が完璧な「良い姿勢」を作ることではありません。

身体に余計な力を入れず、姿勢を変えながら作業できることです。

学校や塾の椅子も確認する

自宅では調整できても、学校や塾の椅子が身体に合っていないことがあります。

成長期は数か月で身長が変わるため、以前は合っていた机や椅子が合わなくなることもあります。

次のような様子が続く場合は、本人を注意する前に環境を確認してください。

– 授業中にいつも片足を椅子へ絡める
– 椅子の前方へずり落ちて座る
– 片肘をつかないと書きにくい
– 肩が上がったまま字を書いている
– 勉強後に片側の腰や背中だけが張る
– 足が床へまったく届かない

学校の机や椅子を勝手に動かしたり、私物の足台を持ち込んだりせず、まず担任の先生や養護教諭へ相談してください。

机と椅子の号数変更、座席の調整、足台の使用など、学校で可能な方法を一緒に考えてもらいましょう。

「ずっと正しく座る」必要はありません

人の身体は、同じ姿勢を続けることが得意ではありません。

足が床についていても、長時間まったく動かなければ疲れます。

休み時間に立つ。

宿題の区切りで歩く。

一度肩を回す。

左右へ軽く体重を移す。

こうした小さな動きも大切です。

足台や椅子は、身体を一つの姿勢に固定するためではなく、楽に座り、必要な時に動けるようにするためのものです。

伊丹市の整体院として確認していること

兵庫県伊丹市のいたみいろどり整体院では、側弯症や経過観察中の子どもの座り方を見る時、背中だけでなく足元から確認します。

– 両足が支えられているか
– 左右のお尻へどう体重が乗るか
– 骨盤を動かせるか
– 机の高さで肩が上がっていないか
– 股関節や足首に動かしにくさがないか
– 座った後にどこが疲れるか

などを見ます。

ただし、整体院では側弯症の診断、Cobb角の測定、進行の判断はできません。

整形外科での経過観察を続けながら、学校や家庭での座りにくさ、背中や腰の張り、身体の使い方を確認する補助的な場所としてご相談ください。

まとめ

側弯症の子どもの座り方を見るなら、まず両足が床についているかを確認してください。

足が届かない場合は、椅子や机の高さを見直し、必要であれば安定した足台を使います。

そして、

– 左右のお尻へ極端な偏りがないか
– 机が高すぎて肩が上がっていないか
– 低すぎて身体を丸めていないか
– 同じ姿勢を続けすぎていないか

も一緒に見てください。

椅子を整えれば側弯症が治るわけではありません。

でも、本人の姿勢だけを責めず、身体が座りやすい環境へ整えることはできます。

伊丹市で側弯症の経過観察中のお子さんの座り方や身体の使い方が気になる方は、整形外科での確認を続けながら、いたみいろどり整体院へご相談ください。

側弯症について詳しくはこちらをご覧ください。
[いたみいろどり整体院の側弯症ページ] https://itami-irodori-seitai.com/scoliosis_method/

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参考資料

– [The influence of school furniture on students’ performance and physical responses: results of a systematic review](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27015656/)
– [Influence of pelvic asymmetry and idiopathic scoliosis in adolescents on postural balance during sitting](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26406054/)
– [Are the desks and chairs at school appropriate?](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17917897/)
– [OSHA Computer Workstations: Chairs](https://www.osha.gov/etools/computer-workstations/components/chairs)
– [日本整形外科学会「側弯症」](https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/scoliosis.html)

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療の代わりになるものではありません。痛み、しびれ、筋力低下、急な姿勢変化がある場合は医療機関へご相談ください。

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