側弯症のセルフチェックというと、肩の高さや前かがみになった時の背中の盛り上がりを見る方が多いと思います。
もちろん、それらは大切な確認ポイントです。
ただ、家庭で見られる身体の左右差は、それだけではありません。
僕が側弯症のお子さんを見る時に、よく確認する動きのひとつが片足立ちです。
「側弯症なのに、片足立ち?」
と思うかもしれません。
でも、片足で立つ動きには、足裏、足首、股関節、骨盤、体幹、目線の使い方が出やすくなります。
片足立ちが苦手だから側弯症がある、という意味ではありません。
それでも、右と左でやりやすさが違うかどうかを知ることは、普段の立ち方や歩き方を見直すきっかけになります。
目次
側弯症を見る時に、背骨だけでは足りない理由
側弯症では、背骨のカーブだけでなく、肋骨や骨盤などにも左右差が見られることがあります。
また、身体を支える時に、右足と左足で使いやすさが違うこともあります。
たとえば、右足では安定して立てるのに、左足になるとすぐに足をついてしまう。あるいは、左足で立つ時だけ骨盤が横へ逃げる。
このような違いがあると、立つ、歩く、階段を上るといった日常動作にも、身体の使い方のクセが出ることがあります。
ただし、片足立ちの左右差だけで側弯症の状態や進行を判断できるわけではありません。
日本整形外科学会が紹介している側弯症の早期発見方法では、肩の高さ、肩甲骨、脇のライン、前屈した時の肋骨や腰部の隆起などを確認します。正確な診断には、整形外科での診察やレントゲン検査が必要です。
片足立ちは、側弯症を診断する検査ではなく、日常の身体の使い方を知るための補助的なチェックと考えてください。
家庭での片足立ちチェックのやり方
やり方は難しくありません。
まずは、転んでも危険が少ない場所を選びます。壁や椅子の近くで、必要ならすぐに手をつけるようにしてください。
裸足で立てる環境であれば、靴下を脱いで行います。足元の感覚を見やすくするためです。
そのうえで、次のように行います。
1. 両足で自然に立つ
2. 右足を少し上げ、目安として10秒ほど立つ
3. 一度両足に戻り、左足でも同じように行う
4. 右と左で、やりやすさや身体の動きを比べる
10秒間続けることが目的ではありません。ふらつきが強い場合は、無理に続けず、壁に手を添えてください。
お子さんが緊張すると、普段とは違う立ち方になることがあります。何度も繰り返して記録を取るよりも、自然な状態で一度ずつ見てみるくらいで十分です。
痛み、めまい、強いふらつきがある場合は中止してください。
片足立ちで見てほしい5つのポイント
長く立てるかどうかだけを見る必要はありません。
次のような身体の動きを、右と左で比べてみてください。
1. 身体がどちらに傾くか
片足立ちになった瞬間、上半身が右や左へ大きく傾かないかを見ます。
一度だけ傾くことは誰にでもあります。毎回同じ方向へ逃げる場合は、左右差のひとつとして記録しておくとよいでしょう。
2. 骨盤が横へ逃げないか
立っている側の股関節で支えきれない時、骨盤が外側へ大きく動くことがあります。
後ろから見ると、お尻や骨盤が左右に移動するように見えることもあります。
3. 足指が浮いたり、床を強くつかんだりしないか
足指が浮く、反対に足指を強く丸める、足の外側へ体重が逃げる。このような動きがないかを見ます。
足元の安定感は、立ち方や歩き方にも関係します。ただし、足の形や靴、床の状態でも変わるため、一度の結果だけで判断しないでください。
4. 肩や首に力が入らないか
片足で立つ時だけ肩が上がる、首を傾ける、腕を大きく広げるという場合があります。
身体がバランスを取ろうとしている反応かもしれません。右と左で違いがあるかを見てみましょう。
5. 上半身がねじれないか
片足立ちになった時、身体の向きが変わる、肩のラインが回る、目線だけが大きく動くことがあります。
これも、片足立ちが苦手だから側弯症が進んでいるという意味ではありません。普段の身体の使い方を考えるための材料のひとつです。
できないことを責める必要はありません
片足立ちが苦手なお子さんを見ると、親御さんは「運動が足りないのかな」「もっと練習させた方がいいのかな」と考えるかもしれません。
でも、最初に大切なのは、できるかできないかを評価することではありません。
「右と左で違うんだな」
と気づくことです。
右足だけで立つ時に身体が傾く。左足では足指が浮く。片側だけ股関節が詰まる感じがある。
そうした違いが分かれば、次に見る場所が見えてきます。
– 足元や靴の状態を確認する
– 股関節の動かしやすさを見る
– 骨盤の傾きや逃げ方を確認する
– 普段の立ち方や歩き方を見る
– 長く座った後や運動後の変化を聞く
片足立ちを何度も練習して、無理に左右をそろえようとする必要はありません。痛みや不安定さがある場合は、原因を確認することを優先してください。
経過観察中のお子さんは、片足立ちだけで判断しないでください
側弯症の経過観察中に、片足立ちの左右差を見つけることがあります。
ただし、それだけで側弯症が進んでいる、カーブが大きくなった、と判断することはできません。
側弯症の状態や進行の有無は、整形外科での診察、レントゲン、Cobb角などを含めて確認します。経過観察と言われている場合は、病院から案内されている受診や検査の時期を優先してください。
片足立ちで気になったことがあれば、次のように具体的にメモしておくと受診時にも伝えやすくなります。
– 右足では10秒立てるが、左足ではすぐに足をつく
– 左足で立つと骨盤が外へ逃げる
– 片側だけ足の指が浮く
– 片足立ちの後に股関節や腰が痛い
– 荷物を持った後だけ、左右差が強くなる
身体の変化を記録することは役に立ちますが、自己判断で運動を増やしたり、痛みを我慢して練習したりする必要はありません。
こんな場合は医療機関に相談してください
片足立ちだけで慌てる必要はありませんが、次のような場合は一度、整形外科などの医療機関へ相談してください。
– 背中や腰、股関節の痛みが続いている
– 痛みが強くなっている、夜も痛がる
– 手足のしびれや力の入りにくさがある
– 息苦しさや胸の痛みがある
– 学校検診で受診をすすめられた
– 肩や背中の左右差が急に目立ってきた
– 片足立ちだけでなく、歩行や階段でも明らかな左右差がある
片足立ちの結果を、側弯症の診断や進行の判断に使うことはできません。気になる症状がある場合は、家庭のチェックで結論を出さないようにしてください。
伊丹市で側弯症や経過観察についてお悩みの方へ
兵庫県伊丹市のいたみいろどり整体院では、側弯症や姿勢の左右差でお悩みの方に対して、背骨だけでなく、胸郭・骨盤・股関節・足元・歩き方・日常動作まで含めて確認しています。
「片足立ちをすると、右と左で大きく違う」
「経過観察中だけど、家で何を見ればいいか分からない」
「子どもが片側の足だけ嫌がる」
「歩き方や立ち方の左右差が気になる」
このような場合は、できないことを責めるのではなく、どこで身体が支えにくくなっているのかを一緒に確認してみてください。
当院で確認できるのは、身体の使い方や日常動作の左右差です。側弯症の診断、Cobb角の確認、経過観察や装具などの治療方針については、整形外科など医療機関での検査と診察が基本です。
片足立ちは、背骨の状態を決める検査ではありません。
でも、足元、股関節、骨盤、体幹のつながりに気づくための入り口にはなります。
公式LINE登録特典
側弯症は、知らないことで遠回りしてしまうことが少なくありません。
公式LINE登録特典として、次の3つを期間限定でプレゼントしています。
1. 側弯症セルフチェック動画
2. 経過観察になった時に知っておきたいこと3選
3. 側弯症7日間講座
受け取りは当院公式LINEにご登録いただき、
「側弯症限定特典」
とメッセージをください。
【いたみいろどり整体院 公式LINE】
https://lin.ee/8sIgL2j
※この記事は、側弯症の診断や治療を行うものではありません。片足立ちの結果だけで側弯症の有無や進行を判断することもできません。痛み、しびれ、息苦しさ、強いふらつきがある場合や、学校検診で指摘された場合は、自己判断せず医療機関へご相談ください。
当院で改善した方の喜びの声



