新学期が始まるタイミングで、側弯症のお子さんに一度見てほしいものがあります。
それが、靴です。
「側弯症なのに靴?」と思う方もいるかもしれません。
でも、僕はかなり大事だと思っています。
なぜなら、背骨は骨盤の上にあり、その骨盤は足元の上で支えられているからです。
もちろん、靴が悪いから側弯症になるとか、靴を変えたら側弯症が治るとか、そういう単純な話ではありません。
そこは誤解しないでください。
ただ、側弯症のお子さんの身体に、合わない靴や不安定な足元が重なると、姿勢を支えるうえで不利になることがあります。
特に成長期の子どもは、足のサイズも身体のバランスもどんどん変わります。
春には普通に履けていた靴が、秋にはもう少し窮屈になっている。
これは珍しいことではありません。
だからこそ、新学期のタイミングで一度、靴と足元を見直してほしいのです。
目次
まず見てほしいのは靴の状態です
側弯症のチェックというと、肩の高さ、背中の盛り上がり、ウエストラインの左右差などを見ることが多いです。
もちろん、それは大切です。
ただ、日常生活で身体を支えているのは足元です。
その足元を包んでいる靴が合っていないと、立つ・歩く・走るといった動きの中で、身体の使い方に偏りが出やすくなることがあります。
まずは、次のようなところを見てみてください。
– 靴のサイズが小さくなっていないか
– つま先が窮屈になっていないか
– かかとが潰れていないか
– 靴底の減り方が左右で違わないか
– 靴紐やベルトをゆるゆるのまま履いていないか
– 歩く時に靴の中で足が動いていないか
– 片方だけ靴が脱げやすくないか
こういった状態があるからといって、すぐに側弯症が進んでいるという話ではありません。
ただ、足元の使い方を見ていくうえでは、とても分かりやすいサインになることがあります。
靴底の減り方は、身体の使い方を教えてくれます
靴底の減り方には、その子の体重の乗せ方が出ることがあります。
外側ばかり減っている。
内側ばかり減っている。
右の靴だけ減りが早い。
左のかかとだけ潰れやすい。
こうした左右差がある場合、歩き方や立ち方、片足に体重を乗せるクセが関係しているかもしれません。
伊丹市で側弯症や姿勢の左右差についてご相談を受けていると、背中だけでなく靴底の減り方にも左右差が出ているお子さんはいます。
もちろん、靴の減り方だけで側弯症の状態を判断することはできません。
側弯症の角度や進行の確認は、医療機関でのレントゲン検査などが必要です。
ただ、日常の中で「どちらに体重を乗せやすいのか」を知る手がかりとして、靴はとても見やすいのです。
足元が不安定だと、骨盤や背骨にも影響することがあります
足元が安定しにくいと、骨盤も安定しにくくなることがあります。
骨盤が安定しにくいと、その上にある背骨や胸郭も、どこかでバランスを取ろうとします。
側弯症のお子さんは、もともと背骨や肋骨、肩の高さ、ウエストラインなどに左右差が見られることがあります。
そこに足元の不安定さが重なると、片側だけに負担がかかりやすくなることがあります。
たとえば、実際に身体を見ていると、次のような様子が見られることがあります。
– 片足に体重を乗せやすい
– 片方だけ靴底がすり減りやすい
– 足指が浮いている
– 片足立ちが左右で大きく違う
– 歩く時の足音が左右で違う
– 片方の股関節だけ詰まり感がある
– 立っていると片側だけ疲れやすい
こうした変化は、痛みがなくても出ていることがあります。
だからこそ、痛いかどうかだけで判断せず、普段の立ち方や歩き方も見ておきたいところです。
裸足でも立ってみてください
靴を確認したら、次は裸足でも立ってみてください。
ここでも難しいことをする必要はありません。
リビングや廊下など、安全な場所で、まっすぐ立ってみるだけでも大丈夫です。
見てほしいのは、次のようなところです。
– 左右の足に同じくらい体重が乗っているか
– 足指が床についているか
– 親指や小指が浮いていないか
– 土踏まずが潰れすぎていないか
– 片足立ちをした時に左右で差がないか
– 立っている時に身体がどちらかへ流れていないか
無理にきれいな姿勢を作らせる必要はありません。
普段通りに立った時に、どんなクセが出るのかを見ることが大切です。
特に経過観察中のお子さんの場合、「次のレントゲンまで何もしない」というよりも、日常の中で変化を見ておくことが大切です。
経過観察は、放置する期間ではありません。
今の身体の使い方を知って、必要なところを見直していく期間でもあります。
新学期は足元を見直しやすいタイミングです
新学期は、生活リズムが変わりやすい時期です。
通学時間が変わる。
部活が始まる。
体育や行事が増える。
新しい靴や上履きを使い始める。
こうした変化の中で、身体の使い方も少しずつ変わることがあります。
特に成長期の子どもは、身長だけでなく足のサイズも変わります。
「まだ履けているから大丈夫」と思っていても、つま先が窮屈だったり、かかとが合っていなかったりすることがあります。
靴が合っていないと、足指を使いにくくなったり、足元で踏ん張りにくくなったりすることがあります。
その状態で毎日歩くと、股関節や骨盤、背骨まわりの使い方にも影響が出ることがあります。
だから、新学期は靴を見直すにはちょうどいいタイミングです。
側弯症のケアは、背骨を見ることだけではありません
側弯症は、背骨だけを見ていれば十分というものではありません。
もちろん、背骨の状態やCobb角、進行の有無は医療機関で確認する大切な情報です。
そのうえで、普段の身体の使い方を見ることも大切です。
呼吸。
股関節。
骨盤。
足元。
歩き方。
片足立ち。
こういったところは、全部つながっています。
背骨を支える土台を見ること。
これも、側弯症のお子さんの身体を考えるうえで大切なセルフチェックです。
伊丹市で側弯症や足元の左右差が気になる方へ
兵庫県伊丹市のいたみいろどり整体院では、側弯症や姿勢の左右差でお悩みの方に対して、背骨だけでなく、呼吸・股関節・骨盤・足元まで含めて確認しています。
病院で側弯症の経過観察と言われたお子さん。
靴底の減り方が左右で違うお子さん。
片足立ちや歩き方に左右差があるお子さん。
姿勢の崩れや身体の使い方が気になるお子さん。
そういった場合は、まず今日、靴を見てみてください。
サイズは合っているか。
かかとは潰れていないか。
靴底の減り方は左右で違わないか。
足指が窮屈になっていないか。
裸足で立った時に、左右の足へ同じくらい体重が乗っているか。
こうした小さなチェックの中に、今のお子さんの身体を知るヒントがあります。
側弯症は、知らないことで遠回りしてしまうことが少なくありません。
不安を大きくするためではなく、今できることを整理するために、まずは足元から見直してみてください。
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※靴の状態や足元の左右差だけで、側弯症の進行を判断することはできません。角度の確認や治療方針については、医療機関での検査・診察も大切にしてください。
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