《ストレス》という言葉は今では色んな場面で使われています。
多くの会社でもストレスチェックの検査は当たり前のようにおこなわれますし
病院を受診すると医師から「ストレスを溜め過ぎないように生活してください」と
アドバイスを受けたことがある方も少なくないと思います。
現代社会では当たり前に使われるようになったストレスですが
◆そもそもストレスって何なの?
◆ストレスの原因って何があるの?
◆ストレスを溜めないようにするためにはどうすれば良いの?
◆整体でストレスって対応できるの?
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこでこのブログではストレスの原因と一般的な対処方法、そして当院でお勧めしている
ストレス改善に対してのセルフケア方法についてを記載していきます。
そもそもストレスって何?
ストレスは身体の反応のこと
ストレスとはもともとは物理学の用語ですが、カナダの生物学者であるハンス・セリエ氏が
“外部環境からの刺激によって起こる歪みに対する非特異的反応”と生理学的な意味で初めて用いました。
つまり身体の外から何らかの刺激を受けることで起こった歪みに対して、身体の内部から起こる反応をストレスと説明しています。
ここで注目したいのがゆがみに対する非特異的反応という点です。
非特異的とは決まった反応をしないと言う意味です。
わかりやすく説明すると水を鍋に入れて火にかけておくとどうなりますか?
間違いなく温度が上がって沸騰しますよね?これは決まりきった反応、つまり特異的な反応です。
もしこれが水を火にかけることで色が変わったり、固まったり、爆発したり・・・(ありえませんが)
その時その時によってみられる反応が違う場合、これを非特異的反応と言います。
身体に何らかの刺激が入ることで身体の中から起こる反応は全て同じではないと言うことです。ある刺激を受けると痛みの反応が出る人もいれば痒みなどアレルギー症状が出る人もいます。ある人は精神症状が出るかもしれません。
ストレスの原因
ストレスの原因になるものをストレッサーと言います。
以下に代表的なストレッサーをあげていきます。
物理的ストレッサー:寒冷・騒音・紫外線などの物理刺激
化学的ストレッサー:酸素・薬物・食品添加物・化学物質などの化学刺激
生物的ストレッサー:感染・炎症・カビ・虫など
心理的ストレッサー:怒り・悲しみ・不安・喪失など
社会的ストレッサー:職場・家族など
このようなものがストレスの原因となる可能性があります。
ストレスを溜めないようにするための対応方法
ストレスを溜めないようにするためには大きく二つの方法があります。
以下に説明していきます
原因となっているストレッサーを遠ざける
一つ目はストレスの原因となってるストレッサーを遠ざけることです。
食べ物にアレルギーがある人はその食べ物は口にしないようにしていますが、それと同じです。身体の外から受ける刺激が無くなることで身体の内から起こるストレス反応も抑えることができます。
でも、食べ物などは口にしなければ済みますが、その他のストレッサーにはどうしても避けられない物も多くあります。このようなときはどうすれば良いのでしょうか?
ストレス溜まりにくい体作りを心掛ける
二つ目の方法として身体の外から受けた刺激に対してストレスが溜まりにくい身体づくりをしていくことです。
身体の外からの刺激は避けられようのないものは必ずあります。それらの刺激からストレスを溜めないようにするために普段の生活が重要になってきます。
適度な運動
身体はストレスが溜まってくると自律神経のやホルモンのバランスが崩れ、身体が常に緊張状態になってしまいます。緊張状態になると筋肉が常に力が入ってこわばった状態となり血液循環が滞りやすくなることで、ますます身体がこわばってしまい、ストレスが溜まりやすい悪循環になってしまいます。
適度な運動をおこなうことで血液循環が良くなり、筋肉のこわばりも減ることで自律神経、ホルモンバランスも整ってきます。そういった身体にることでストレスが溜まりにくい身体に近づいてきます。
良質な睡眠
睡眠は一日の疲れやストレスをリセットするためにとても重要な時間になります。
この睡眠の質が悪いと、身体がリセットされずに外部からの刺激の影響を受けやすい身体になってしまいます。
「質の高い睡眠の獲得方法第4選」はこちらから≫≫≫≫≫
バランスの良い食事
ストレスの溜まりにくい体作りにはバランスの良い食事もだ大事なポイントです。
内臓も筋肉でできているので内臓に負担の大きい食事を続けていると内臓も筋肉と同じいように硬くなって、働きが悪くなります。そうなるとホルモンも乱れストレスが溜まりやすくなります。バランスの良い食事を心がけることで内臓への負担を減らし身体の状態を整えることができます。
いたみいろどり整体院でできるストレス対応法
最後に伊丹いろどり整体院で実際に行っているストレス対応補法をお伝えしていきます。
先ほどもあったように自律神経やホルモンバランスの乱れによって筋肉がこわばることが悪循環を引き起こすします。
そのため筋肉の緊張を緩和させこわばりを減らし、血液循環が良くなることを目的としています。
そのための方法としては呼吸方法と背骨、肋骨の柔軟性を高める体操があります。
深呼吸
筋肉が緊張した状態でストレスが溜まると呼吸も浅くなり回数も早くなりやすくなります。
意識的にゆっくり大きく深呼吸をすることで呼吸も深くゆっくりとなります。
大きな呼吸をおこなうことでそれまで動かさなかった身体の個所を使うことになるので、筋肉が緩みやすく、身体全体の血液循環も良くなってきます。
肋骨・背骨のストレッチ
ヒトの胸部には片側12本、左右で24本の肋骨があり、それが胸の前は胸骨、背中では背骨と繋がっています。
その構造からもともと動きが硬くなりやすい構造をしていますが、ストレスから筋肉がこわばることで更に胸部の動きは制限されやすくなります。
この部分の動きが悪くなると呼吸にも影響が強く出るため普段から柔らかく保っておきたい場所です。
以下に肋骨・背骨のストレッチ方法(オープンブック)について説明していきますので参考にしてください。
まず横向きに寝ます。その時上の足を90°程曲げておき、手も写真のようにします。
上になった手を本が開いていくように後ろへ回していきます。
この時手だけを開いていくのではなく身体、特に上になっている側の肋骨から回していくように注意してください。
最終の姿勢です。
このとき腰に痛みや張りを感じる場合、肋骨ではなく腰から回って腰に負担がかかっているサインです。最初の姿勢で足を更に深く曲げた状態から開始するようにしてみてください。写真では最後まで開いていますが、慣れるまでは無理のない範囲から始めてみてください。
いかがでしたか?
ストレスが溜まることは色々な病気や症状の原因になる可能性があります。
ご自身でできる対処法として自宅でいつでも簡単にできるエクササイズをご紹介しました。無理のない範囲から始めて、お身体をよりよい状態に保っていってください。
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