腰痛改善7日間無料講座④

「足元が崩れると腰が痛くなる?骨盤と“足のゆがみ”の関係」

腰が痛いと、つい「腰に原因があるのでは?」と思ってしまいますが、実は腰痛の原因は、もっと“下の方”から始まっていることがあります。

そう、足元です。

特に多いのが、「オーバープロネーション」と呼ばれる足の使い方のクセです。

これは、歩くときや立っているときに、足の内側(特に土踏まず)が過剰につぶれて、足首が内側に倒れ込んでしまう状態をいいます。

この足の倒れこみがあると、まず「脚全体のバランス」が崩れます。

膝が内側にねじれ、太ももが内旋し、やがて骨盤にもねじれが生じてしまいます。

その骨盤のゆがみや傾きが、結果として「腰への不安定さ」「筋肉のかばい動作」につながるのです。

人間の体は、重力の下で常に“足元からの積み重ね”で姿勢を保っています。

家で言えば「基礎」や「地面」がぐらついていれば、その上にある建物(=腰や背骨)もグラグラしてしまいますよね。

実際にオーバープロネーションがある方は、

  • 靴の内側ばかりがすり減っている

  • 立っているときに足の内側に体重がかかっている

  • 土踏まずが潰れてベタ足になっている
    といった特徴が見られます。

こうした足の崩れにより、骨盤は左右非対称な力を受け続け、それを支える腰の筋肉が常にがんばることになります。

このような状態が続けば、当然腰には慢性的な負担が蓄積され、やがて痛みとして表れてしまうのです。

では、どうすればいいのでしょうか?

まずは、自分の足の状態に気づくことが第一歩です。
・土踏まずが潰れていないか?
・足の指がしっかり使えているか?
・立ったときに、かかと・小指・親指の3点で体を支えられているか?

こういった観察を通して、「足元から姿勢を整える意識」を持つだけでも腰の負担は確実に変わっていきます。

当院では、骨盤や背骨だけでなく、足部の動きや着地のクセまで丁寧にチェックしています。

施術では、必要であれば足のアーチや足底筋の働きを整えるサポートや、インソールの提案なども行っています。

「腰だけ見ても改善しない」

それは、体の“下からの崩れ”を見逃しているからかもしれません。

腰痛でお悩みの方こそ、足元から整える視点を持ってみてください。

明日は、「呼吸と腰痛の意外な関係」についてお伝えします。